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2020.10.06 お知らせ

【謹告】10/16 第337回定期演奏会 ソリストの変更のお知らせ(10/6追記)

10月16日(金)に開催の『第337回定期演奏会』に出演を予定しておりましたピアニストのアンドレイ・コロベイニコフ氏は、新型コロナウイルス感染症予防対策に伴う入国制限措置を受け、来日が中止になりました。
代わって、ピアニスト小山実稚恵氏が出演いたします。
このたびの急な出演依頼をご快諾くださいました小山実稚恵氏に心より感謝いたしますと共に、ご来場の皆様には何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
なお、演奏曲目に変更はございません。

■変更後内容■
日時:2020年10月16日(金) 19時開演(18時開場)
会場:東京オペラシティ コンサートホール
指揮:沼尻竜典
ピアノ:小山実稚恵
曲目:芥川也寸志:交響管弦楽のための音楽
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18
ラフマニノフ:交響的舞曲 作品45
※ソリストの変更に伴います曲目の変更はございません。


第337回定期演奏会 公演詳細ページ

また、出演を予定しておりましたピアニストのアンドレイ・コロベイニコフ氏よりメッセージをいただきました。弊団常任指揮者 高関健からのメッセージと共にご覧ください。

アンドレイ・コロベイニコフ氏よりメッセージ

日本は私にとって特別な国です。日本の皆様はロシア人と変わらぬほどロシア音楽を愛してくれているからです。それゆえ、日本でロシア音楽を演奏することは最高の幸せなのです。現在、世界の国境は閉ざされ、私も残念ながら日本を訪れることができなくなりましたが、尊敬する小山実稚恵さんが、マエストロ沼尻ならびに東京シティ・フィルと演奏してくださることを心から感謝申し上げます。セルゲイ・ラフマニノフの魂がコンサートにいらっしゃる皆様と共にあらんことを。そして健康と音楽の歓びを祈念して。
アンドレイ・コロベイニコフ

常任指揮者 高関健よりメッセージ

アンドレイ・コロベイニコフ氏は、政府の入国制限により来日ができなくなりました。
この難局にあたり小山実稚恵さんがご多忙なスケジュールを調整くださり、急遽ご出演をいただけることになりました。
皆様ご存知のように小山実稚恵さんは我が国屈指のピアニストであり、ラフマニノフの第2協奏曲はその真骨頂に触れるにもっともふさわしい曲ではないでしょうか。
この場をお借りして小山さんに感謝申し上げますとともに、皆様には本公演を最後までごゆっくりとお楽しみいただけましたら幸いです。
常任指揮者 高関健

小山実稚恵 プロフィール
人気・実力ともに日本を代表するピアニスト。チャイコフスキー国際コンクール、ショパン国際ピアノコンクールの二大コンクールに入賞以来、今日に至るまで、コンチェルト、リサイタル、室内楽と、常に第一線で活躍し続けている。
 2006年~17年までの壮大なシリーズ『12年間・24回リサイタルシリーズ』は、その演奏と企画性が高く評価され、2016年度 芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した。2019年春からは、新シリーズ『ベートーヴェン、そして・・・』が、全国6都市でスタート。
 これまでに国内の主要オーケストラはもとより、モスクワ放送響(現・チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ)、ベルリン響、ロイヤル・フィル、BBC響、イギリス室内管、アカデミー室内管、ロッテルダム・フィル、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ワルシャワ・フィル、モントリオール響、ボルティモア響などと共演しており、フェドセーエフ、テミルカーノフ、マリナー、小澤征爾といった国際的指揮者との共演も数多い。協奏曲のレパートリーは60曲を超える。
 また、ショパン、チャイコフスキー、ロン=ティボー、ミュンヘンなどの国際コンクールでは審査員を務める。
 東日本大震災以降、被災地の学校や公共施設等で演奏を行い、仙台では被災地活動の一環として自ら企画立案し、ゼネラル・プロデューサーを務めるプロジェクト『こどもの夢ひろば "ボレロ"』を毎年開催している。
 CDは、ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルと専属契約を結び、30枚目となる『バッハ:ゴルトベルク変奏曲』は、「レコード芸術」の特選盤に選ばれた。最新盤は7月にリリースした自身初のベートーヴェンのソナタ録音『ハンマークラヴィーア・ソナタ 他』である。
 著書としては『点と魂と ―スイートスポットを探して』をKADOKAWAより出版。また平野昭氏との共著『ベートーヴェンとピアノ 「傑作の森」への道のり』、『ベートーヴェンとピアノ 限りなき創造の高みへ』を音楽之友社より出版。
 2005年度 文化庁芸術祭音楽部門大賞、2013年度 東燃ゼネラル音楽賞洋楽部門本賞ならびにレコード・アカデミー賞(器楽曲部門『シャコンヌ』)、 2015年 NHK交響楽団「有馬賞」、2015年度 文化庁芸術祭音楽部門優秀賞ならびに第28回ミュージック・ペンクラブ音楽賞、2016年度 芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2018年度 大阪市市民表彰を受ける。2017年度には、紫綬褒章を受章している。
 東京藝術大学、同大学院修了。吉田見知子、田村宏両氏に師事。