東京シティ・フィルは、2002年から指揮者を志す若手音楽家を発掘し、将来を担う有望な指揮者としての育成と研鑽活動の支援を目的に「指揮研究員」制度を設けております。指揮研究員の活動内容は、弊団主催演奏会指揮者のアシスタント業務やティアラこうとうジュニアオーケストラでの指導のアシスタント業務など、公演やリハーサルでの指揮者の活動補助を行っていただきます。最前線で活躍する指揮者のもと、多くの演奏家の方々との出会いの機会にも恵まれる環境で研鑽を積むことができます。東京シティ・フィルは、今後も若手指揮者の育成と活動の支援を行ってまいります。
指揮研究員
山上 紘生 Koki Yamagami, Conduct researcher
宮崎県生まれ。
4歳よりピアノを小倉貴久子氏、ヴァイオリンを向井理子氏、瀬戸瑶子氏のもとで始める。
第9回日本演奏家コンクール弦楽器部門特別賞受賞。17歳より指揮の勉強を始める。埼玉県立浦和高等学校を経て東京藝術大学音楽学部指揮科に進学し、高関健氏、山下一史氏に師事。2017年6月パーヴォ・ヤルヴィ氏の指揮公開マスタークラスを受講。また、尾高忠明氏、角田鋼亮氏、広上淳一氏、ジョルト・ナジ氏、ラースロー・ティハニ氏のレッスンを受講する。在学中に「宮田亮平奨学金」、卒業時にアカンサス音楽賞、同声会賞、若杉弘メモリアル基金賞を受賞。 同大学院音楽研究科指揮専攻修士課程に在籍中。
公益財団法人日本製鉄文化財団 2021年度若手指揮者育成支援制度に合格し、紀尾井ホール室内管弦楽団などで研鑽を積んでいる。