6月9日(金)に開催の『第361回定期演奏会』に出演を予定しておりました首席客演指揮者の藤岡幸夫は、肺炎により1週間程度の入院治療が必要との医師の診断を受けたため、出演することができなくなりました(検査の結果、新型コロナウィルスやインフルエンザ等の感染症の心配はございません)。
つきましては藤岡に代わって、前半のプログラムを常任指揮者の高関健が、後半のプログラムについては、藤岡に代わりリハーサルを行うなどサポートして参りました指揮研究員の山上紘生が指揮を務めさせていただきます。
なお、演奏曲目・ソリストに変更はございません。
また誠に恐れながら、この変更に伴いますチケットのキャンセル・払い戻しは致しかねますこと、併せてご容赦くださいませ。
ご来場の皆様には何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
日時:2023年6月9日(金)19時開演(18時15分開場)
会場:東京オペラシティ コンサートホール
指揮:高関健(常任指揮者)*、山上紘生(指揮研究員)**
ピアノ:務川慧悟
曲目:シベリウス/悲しきワルツ 作品44*
グリーグ/ピアノ協奏曲 イ短調 作品16*
吉松隆/交響曲第3番 作品75**
※指揮者変更に伴います曲目の変更はございません。
高関健プロフィール
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団常任指揮者
サンクトペテルブルグ・フィル定期演奏会で聴衆や楽員から大絶賛を受けるなど海外への客演も多く、ミッシャ・マイスキー、イツァーク・パールマン、ギドン・クレーメル、ピエール・ブーレーズ等の世界的ソリストや作曲家、特にマルタ・アルゲリッチからは3回の共演を通じて絶大な信頼を得る、緻密なスコアの分析からスケールの大きな音楽を作りだす名匠。
国内主要オーケストラで重職を歴任し、現在東京シティ・フィル常任指揮者、仙台フィル常任指揮者、富士山静岡交響楽団首席指揮者。
オペラでも新国立劇場やウラジオストクとサンクトペテルブルグでの團伊玖磨「夕鶴」、大阪カレッジオペラでのブリテン「ピーター・グライムズ」、新国立劇場公演ストラヴィンスキー「夜鳴きうぐいす」とチャイコフスキー「イオランタ」をなど指揮、作品の魅力を存分に伝えて高い評価を得ている。
1977年カラヤン指揮者コンクールジャパン、1984年ハンス・スワロフスキー国際指揮者コンクール優勝。第4回渡邉曉雄音楽基金音楽賞、第10回齋藤秀雄メモリアル基金賞、第50回サントリー音楽賞受賞。NHK等の番組にも定期的に出演するなど、幅広い活躍を続けている。 twitter.com/KenTakaseki
山上紘生プロフィール
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団指揮研究員
宮崎県生まれ。4歳よりピアノを小倉貴久子氏、ヴァイオリンを向井理子氏、瀬戸瑶子氏のもとで始める。第9回日本演奏家コンクール弦楽器部門特別賞受賞。埼玉県立浦和高等学校を経て東京藝術大学音楽学部指揮科に進学し、高関健氏、山下一史氏に師事。
2017年6月パーヴォ・ヤルヴィ氏の指揮公開マスタークラスを受講。ベートーヴェンの交響曲第4番を指揮。同年8月にその模様がNHK Eテレ「クラシック音楽館」で放映される。3年次には東京藝術大学学生有志でモーツァルトのオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」を企画し指揮する。また、旧東京音楽学校奏楽堂「木曜コンサート」にてベートーヴェン交響曲第2番を指揮。4年次には藝大フィルハーモニア管弦楽団と学内演奏会にてリヒャルト・シュトラウス「死と変容」を、卒業演奏会にてシベリウス交響曲第5番を指揮。
尾高忠明氏、角田鋼亮氏、広上淳一氏、下野竜也氏、ジョルト・ナジ氏、ラースロー・ティハニ氏のレッスンを受講する。在学中に「宮田亮平奨学金」、卒業時にアカンサス音楽賞、同声会賞、若杉弘メモリアル基金賞を受賞。同大学院音楽研究科指揮専攻修士課程修了。修了時に大学院アカンサス賞を受賞。2021年度日本製鉄文化財団若手指揮者育成支援制度に合格し、指揮研修生として研鑽を積む。2021年10月より東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団指揮研究員を務める。
2023.06.08 お知らせ