2021/5/16 (日) 14:00開演 [13:00開場]
会場:東京文化会館 大ホール
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会場:東京文化会館 大ホール
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東京シティ・フィル チケットサービス 03-5624-4002
(月・水・金11:00〜16:00 ※祝日を除く)
1962年桐朋学園大学音楽科を卒業と同時に、藤原歌劇団公演『修道女アンジェリカ』にてデビュー。66年ミトロプーロス国際指揮者コンクール、69年カラヤン国際指揮者コンクールに入賞し、72年~76年まで読売日本交響楽団指揮者を務める。 国外でもマンハイム市立歌劇場、ハンブルク州立歌劇場、レーゲンスブルク市立歌劇場等ヨーロッパの主要歌劇場を経て、79年エンスヘデ市立音楽院オーケストラ指揮者となり、現在は同音楽院オーケストラ顧問。 これら国内外での活躍に対し、72年には芸術選奨文部大臣新人賞(東京)とシーズン最高指揮者賞(バルセロナ)を受賞した。70年からはワーグナーの総本山であるバイロイト音楽祭の音楽助手として様々な歴史的公演に加わり、音楽祭総監督ヴォルフガング・ワーグナー氏からも、「飯守泰次郎こそドイツ語でKapellmeister(名指揮者)と呼ぶにふさわしく、そこにはマエストロという言葉以上に大きな尊敬の念が込められている」と絶大なる信頼の言葉を寄せられている。
国内主要オーケストラとの共演も多く、情熱的な音楽創りでいずれも好評を博している。 またオペラに対する造詣も深く、特にワーグナー作品を日本の楽壇に積極的に紹介してきた功績は特筆すべきものがある。93年~98年3月まで名古屋フィルハーモニー交響楽団常任指揮者を務め、東京での30周年記念演奏会をライブ収録したCDは、96年度文化庁芸術作品賞を受賞している。
1997年9月東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団常任指揮者に就任。2000年から東京シティ・フィルとともに4年がかりで展開したワーグナー『ニーベルングの指環』 全4作ツィクルス上演を成功に導き、日本におけるワーグナー芸術の重要な担い手として非常に高い評価を受けるとともに、その地位を確固たるものとした。一方、関西においても2001年から2010年まで関西フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者を兼任。2011年からは同団桂冠名誉指揮者に就任している。
また、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の実力向上と、『ニーベルングの指環』全4部作上演の成功が認められ、 平成15年度(第54回)芸術選奨文部科学大臣賞を満場一致で受賞。 2000年度第32回サントリー音楽賞を受賞。2004年紫綬褒章、2010年秋の叙勲で旭日小綬章を受章。その活躍に大きな期待と注目が集まっている。
2012年4月より東京シティ・フィル桂冠名誉指揮者。2014年9月より新国立劇場オペラ芸術監督。2012年11月、平成24年度文化功労者。2013年3月、日本芸術院賞受賞。日本芸術院会員。
飯守 泰次郎公式ホームページ http://www.taijiroiimori.com/
「女性のパワーが渦巻く中、ドラマティック・ソプラノの若きスター、ダニエラ・ケーラーが扮するブリュンヒルデが現れる。『ワルキューレの騎行』の演奏と力強い「ホヨトホ」の歓声が響く中、彼女は舞台に登場する。女性出演者の中では、彼女こそが今宵のハイライトだ。愛の証たる『指環』をその手中に収め、そしてそれを「ラインの乙女」に手渡すのは彼女だ。」
ダニエラ・ケーラーは声楽をシュトゥットガルトにおいてユリア・ハマリ教授とベルンハルト・イエガー・ベーム教授に、カールスルーエ音楽大学でイングリット・ホーボルト教授に師事した。ゾンタ・カールスルーエ、カールスルーエ・ダーラッハ・ライオンズクラブ、並びにバーデンバーデンのリヒャルト・ワーグナー協会から奨学金を授与された。2010年、ダニエラ・ケーラーはスヘルトーヘンボスの国際声楽コンクールで1位に輝いた。2017年のバイロイト音楽祭では、ブリギッテ・ファスベンダーやステファン・グールド等のマスタークラスに参加し、2007年から2009年にかけては、カールスルーエ・バーデン州立劇場のオペラ・スタジオのメンバーとして活動し、以後同劇場に定期的に客演している。
2014年、バルセロナのリセウ大劇場で、ジュゼップ・ポンス指揮による「ワルキューレ」でヘルムヴィーゲ役へのデビューを成功させると、2016年と2018年にはライプツィヒ歌劇場とバイエルン国立歌劇場でキリル・ペトレンコの指揮でこの役に抜擢された。2017-18シーズンには、ヘルムヴィーゲに加え、自身初の、そして絶賛を博したジークリンデ役をライプツィヒで歌った。彼女のレパートリーにはこの他レオノーレ(フィデリオ)、ブリュンヒルデ(ジークフリート)、ブリュンヒルデ(一晩でワーグナーのリング)、ジュリア(ヴェスタの巫女)、「ノルマ」のタイトルロールなどがある。
2018年のバイロイト音楽祭において代役で「ワルキューレ」のジークリンデを歌ったダニエラ・ケーラーは、同音楽祭の有名企画「子供のためのニーベルングの指環」で、ブリュンヒルデのすべてのパートを歌った。2018-19シーズンには、マインツ州立劇場、エッセンのアアルト歌劇場、マンハイム国立劇場でロリオットの「一晩でワーグナーのリング」でブリュンヒルデを歌った。2019年、バイロイト音楽祭のアブダビ・ツアーに参加し、カタリーナ・ワーグナー演出、マルクス・ポシュナー指揮による「ワルキューレ」でジークリンデを歌った。春にはライプツィヒで「ジークフリート」のブリュンヒルデでのセンセーショナルなデビューを果たし、11月にはリール国立管弦楽団演奏のマーラーの交響曲第8番で、高い技術を求められるそのソプラノ・パートを歌った。2019/20シーズン、再びマインツでロリオットの「リング」に出演してブリュンヒルデを、ケムニッツで「フィデリオ」のレオノーレを、マドリッドでの新演出「ワルキューレ」でヘルムヴィーゲを、ライプツィヒ歌劇場とケムニッツ劇場で「ジークフリート」のブリュンヒルデを歌う。夏には2020年のハイライトとなるバイロイト音楽祭への出演が予定されており、新演出による「ニーベルングの指環」四部作公演において、「ジークフリート」のブリュンヒルデを世界中のワーグナー・ファンに披露する。その後秋にはエッセンのアアルト歌劇場で「タンホイザー」のエリーザベト役へのデビューを果たす。また、ケムニッツでは「こうもり」のロザリンデ役で、彼女のコミカルな一面を見せる。
ダニエラ・ケーラーはコンサート・シンガーとしても人気が高く、シュトゥットガルトでのシュトゥットガルト放送交響楽団とのコンサートや、サンクトペテルブルクでのマリインスキー歌劇場管弦楽団とのコンサートをはじめとする多くのコンサートに出演している。
今日トップクラスの人気を誇るヘルデンテノール、ステファン・グールド。2021年はバレンシアで「トリスタンとイゾルデ」、東京での「ニーベルングの指環」(部分)、ハンブルクで「トリスタンとイゾルデ」第2幕、バイロイト音楽祭で「タンホイザー」と「パルジファル」に出演することが決まっている。
また、シュトゥットガルトでテオドール・クルレンツィス指揮によりマーラー「大地の歌」を、またハンブルクでは演奏会形式による「トリスタンとイゾルデ」第2幕を歌う。
2022年にはベルリンでの「タンホイザー」、バイロイト音楽祭での「タンホイザー」と「神々の黄昏」をはじめ、すでに多くの出演が予定されている。
これまでのシーズンで話題を呼んだ演目には、ウィーン、ドレスデン、東京、カールスルーエ、フィレンツェでの「オテロ」、パリ、ドルトムント、ロッテルダム、ウィーン、ブエノスアイレス、ザルツブルク音楽祭、ドレスデンでの「影のない女」、ワシントンとニューヨークでの演奏会形式による「トリスタンとイゾルデ」第2幕、ハンブルク、ウィーン、ドレスデンでの「ナクソス島のアリアドネ」、サンクトペテルブルクのオペラボール出演、ロンドンのBBCプロムスでのワグネリアン・コンサート、バイロイト音楽祭、ブダペスト、ウィーン、マンハイム、ラス・パルマス、パリ、東京、ジュネーヴでの「タンホイザー」、アブダビでのバイロイト音楽祭との「ワルキューレ」、ドレスデンでの「ナクソス島のアリアドネ」、東京、ハンブルク、ドレスデン、ミュンヘン、フィレンツェ、ローマでの「フィデリオ」、ウィーン、ドレスデン、アムステルダム、ベルリン、ミュンヘン、バイロイト、ニューヨークでの「ジークフリート」並びに「神々の黄昏」、バーデンバーデン、ウィーンでの「パルジファル」、アムステルダム、ハンブルク、カールスルーエ、バイロイト音楽祭、チューリッヒ、ロンドン、東京、ドレスデン、ベルリンでの「トリスタンとイゾルデ」、バーミンガム、パリ、ベルリン、ア・コルーニャでの演奏会形式による「トリスタンとイゾルデ」、東京での初の「ラインの黄金」ローゲ役と「ワルキューレ」ジークムント役、ベルリンでの演奏会形式による「エレクトラ」での初のエギスト役、ウィーン、ドレスデン、グラーツでの「ナクソス島のアリアドネ」、ハンブルク、ドレスデン、ミュンヘン、東京、フィレンツェ、ローマでの「フィデリオ」、ベルリンでの「道化師」、ハンブルク、トリエステ、ドレスデンでの「ローエングリン」、ウィーン、ベルリン、ドレスデン、グラーツでの「パルジファル」、トリノ、ウィーン、マドリード、ニューヨーク、ミュンヘン、パレルモでの「さまよえるオランダ人」、バレンシア、フィレンツェでの「トロイアの人々」、ドレスデン、ジュネーヴでの「ピーター・グライムズ」、ドレスデンでの「ダナエの愛」、ベルリン、ウィーン、ロンドンでの「死の都」などがある。
著名指揮者との共演も数多く、これまでにダニエル・バレンボイム、アイヴァー・ボルトン、リッカルド・シャイー、アダム・フィッシャー、ダニエレ・ガッティ、ハルトムート・ヘンヒェン、マレク・ヤノフスキ、フィリップ・ジョルダン、ファビオ・ルイージ、ズービン・メータ、インゴ・メッツマッハー、ケント・ナガノ、アンドリス・ネルソンス、小澤征爾、サイモン・ラトル、ドナルド・ラニクルズ、エサ=ペッカ・サロネン、ヤニック・ネゼ=セガン、クリスティアン・ティーレマン、フランツ・ウェルザー=メスト、デイヴィッド・ジンマンと共演。
これまでにベートーヴェン「交響曲第9番」をベルリンとミュンヘンで、ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」をシカゴで、シェーンベルク「グレの歌」をドレスデン、ミュンヘン、モントリオール、ベルリン、ブリュッセル、アムステルダム、ヘルシンキ、モントルー、ルツェルン音楽祭で、マーラー「交響曲第8番」をベルゲン、ニューヨーク(ピエール・ブーレーズ指揮)、ライプツィヒ、パリ、ウィーン、ブダペストで、マーラー「大地の歌」をシカゴ、ベルリン、グラーツ、ルツェルン、パリ、プラハで、ストラヴィンスキー「エディプス王」をロンドンで歌っている。
録音活動としては、ドナルド・ラニクルズ指揮のベートーヴェン「交響曲第9番」、クリスティアン・ティーレマン指揮「ジークフリート」、「神々の黄昏」、「トリスタンとイゾルデ」、マレク・ヤノフスキ指揮「ジークフリート」、「トリスタンとイゾルデ」などのレコーディングがある。
2015年5月、オーストリア宮廷歌手の称号を授与された。
トマス・コニエチュニーはウィーン国立歌劇場の2013年ワーグナー生誕200年記念公演におけるアルベリヒ役、ヨカナーン役、ヴォータン/さすらい人役、さらに同歌劇場2013/14シーズン開幕初日の「西部の娘」のジャック・ランス役でセンセーショナルな成功を収め、以後カルディヤック、ヨカナーン、テルラムント伯爵など、現在彼がレパートリーとしているオペラの重要な役どころの多くをウィーン国立歌劇場で歌い、その活躍の場はメトロポリタン・オペラ、バイロイト音楽祭、テアトロ・レアル(マドリード)へと広がった。
1972年、ポーランドのウッチに生まれたトマス・コニエチュニーは同地の映画アカデミーで演劇を学んだ後、劇場俳優として活動し、様々な映画、テレビ作品の制作に関わる。ワルシャワのフレデリック・ショパン音楽アカデミーで声楽を学んだ後ドレスデンの音楽大学に進み、クリスティアン・エルスナー教授に師事。1998年、カルロヴィ・ヴァリで開催された第33回ドヴォルザーク国際声楽コンクールで入賞を果たす。
1997年、ポーランドのポズナン歌劇場の「フィガロの結婚」でフィガロを歌って歌手としてデビュー。その後、ライプツィヒ、ザンクト・ガレン、ケムニッツ、マンハイムの歌劇場に出演。2002年にマンハイム国立歌劇場のアンサンブルの専属メンバーとなり、才能に恵まれた若手アーティストに贈られるアーノルド・ピーターセン賞を受賞。2005年にライン・ドイツ・オペラで「後宮からの誘拐」のオスミン、2006年に「ラインの黄金」のヴォータンを歌い、引き続き2006年から2014年にかけて、同歌劇場のアンサンブルで「ペレアスとメリザンド」のゴロー、「パルジファル」のアンフォルタス、「トリスタンとイゾルデ」のクルヴェナール、「さまよえるオランダ人」のオランダ人、「影のない女」のバラック、「ピーター・グライムズ」のボルストロード、「イタリアのトルコ人」のセリム、ファルスタッフ、「カルメン」のエスカミーリョを歌う。
2006年以降、ブダペストのワーグナー・フェスティバルに定期的に出演し、アンフォルタス(2006)、「ワルキューレ」ヴォータン(2007、2009)、さすらい人(2010)、クルヴェナール(2010/11)を歌って好評を博す。2008年には「ラインの黄金」のアルベリヒ並びにジークフリートでドレスデンのゼンパー・オーパーに華々しくデビュー。ゼンパー・オーパーではその後「ラインの黄金」のアルベリヒを歌い、2016年にクリスティアン・ティーレマン指揮「ローエングリン」のテルラムントで大成功を収める。マドリードのテアトロ・レアルでは「マクロプロス事件」のコレナティー博士役で出演。2010年、プラハ国民劇場でのオッフェンバック「ホフマン物語」において、4人の悪役にデビュー。また2011年の同劇場の「パルジファル」ではアンフォルタスを歌い、その芸術性が高く評価される。2010年4月、「ニーベルングの指環」のアルベリヒでベルリン・ドイツ・オペラに輝かしいデビューを果たす。パリ国立オペラには「タンホイザー」ビーテロルフで2011年にデビューし、2017年の「ローエングリン」テルラムントで大きな成功を収める。2012年には「フィデリオ」のピツァロを歌ってケネディ・センター(ワシントン・ナショナル交響楽団)とミュンヘンのバイエルン国立歌劇場にデビュー。2012年夏にはザルツブルク音楽祭へのデビューとなったツィンマーマンの「兵士たち」のシュトルツィウスが大きな話題を呼ぶ。2016年には同音楽祭において、フランツ・ウェルザー=メスト指揮によるシュトラウス「ダナエの愛」のジュピターで再び絶賛を浴びる。
2013年、ワーグナー「ニーベルングの指環」で2枚のアルバムをリリース。マレク・ヤノフスキ指揮でヴォータンを歌ったもの(ペンタトーン)と、クリスティアン・ティーレマン指揮でアルベリヒを歌ったもの(ドイツ・グラモフォン)で、いずれもマスコミから高い評価を受ける。2015年にはサイモン・ラトルの指揮でアルベリヒを歌った「ラインの黄金」の録音がリリースされ、「ローエングリン」(ティーレマン/ベチャワ/ネトレプコ/コニエチュニー)と「ダナエの愛」(ウェルザー=メスト/ストヤノヴァ/コニエチュニー)がDVDとブルーレイで2017年にリリースされた。
2014年初め、「サロメ」のヨカナーンでニューヨークのカーネギー・ホールに華々しくデビュー。2015年11月にシカゴ・リリック・オペラで歌ったベルク「ヴォツェック」のタイトルロールは、コニエチュニー自身にとって大きな意味をもつ成功となった。2017年5月「ドン・ジョヴァンニ」騎士長でミラノ・スカラ座に、同年10月「アラベラ」マンドリーカでトロントのカナディアン・オペラ・カンパニーに、2018年1月「ワルキューレ」ヴォータンでトゥールーズのキャピトル国立劇場に、2018年3月「ホフマン物語」4人の悪役で東京新国立劇場に、それぞれデビューを果たす。2018年のバイロイト音楽祭開幕ではクリスティアン・ティーレマンの指揮で「ローエングリン」テルラムントを歌い、同音楽祭へデビュー。その直後に「ヘンゼルとグレーテル」の父親役でエディンバラ国際フェスティバルと「ショパンと彼のヨーロッパ音楽祭」(ワルシャワ)へデビュー。ワルシャワではリーダー・リサイタルも開催し、同時にシューベルト「冬の旅」(スタニスラフ・バランチャクによるポーランド語訳詞)のCDをリリース。2019年3月9日には「ラインの黄金」のアルベリヒを歌ってニューヨーク・メトロポリタン・オペラにデビュー。ニューヨークタイムズ紙のアンソニー・トマシーニは『出演者の中でひと際異彩を放っていたのは、今回がメットへのデビューとなった実力派バス、アルベリヒ役のトマス・コニエチュニーだった』と絶賛した。
東京藝術大学卒業。同大学院修了後、ミラノに留学。1994年~2001年ライプツィヒ歌劇場と専属契約し、『ドン・ジョヴァンニ』『タンホイザー』等幅広いレパートリーで活躍。’02年~’11年ワイマール・ドイツ国民劇場専属歌手を務め、ブレゲンツ音楽祭、ドイツ・ライン・オペラ、ハノーバー州立歌劇場、マンハイム国民劇場、ベルリン州立歌劇場等各地でオペラに出演。
国内でも新国立劇場『魔笛』ザラストロ、『ルチア』ライモンド、びわ湖ホール『さまよえるオランダ人』ダーラント、東京二期会『フィガロの結婚』バルトロ等で絶賛を博している。
’18年にはデビュー30周年を迎え、グランドオペラ共同制作バッティストーニ指揮『アイーダ』ランフィス、新国立劇場『フィデリオ』ロッコ等で喝采を浴び、以後も新国立劇場『イオランタ』ルネ王、オペラ夏の祭典『トゥーランドット』ティムール、びわ湖ホール『神々の黄昏』ハーゲン、『ローエングリン』ハインリヒ国王、東京二期会『エロディアード』ファヌエル、『サムソンとデリラ』老ヘブライ人等数々の主要な役で絶賛を博す。
これまでに出演したオペラは60余作、演じた役は80役、公演数は900を超え、日本を代表するバスとして圧倒的な支持を得ている。
またコンサートソリストとしても「第九」をはじめヴェルディ「レクイエム」などでも堅実な歌唱を聴かせている。
第24回ジローオペラ賞、第3回ロシヤ歌曲賞受賞。二期会会員
東京音楽大学卒業。同大学院を経て二期会オペラスタジオマスタークラス修了。修了時に優秀賞受賞。
優れた音楽性と精緻な役作りで、新国立劇場、日生劇場、二期会等多数のオペラに出演。
とりわけP.コンヴィチュニー、宮本亞門他演劇界出身の演出家の下でその才能を開花させている。
また、近現代作品での活躍も目覚ましく、その多くは日本初演、あるいは世界初演である。
これまで演じた主な役は、二期会『皇帝ティトの慈悲』タイトルロールをはじめ、『ナクソス島のアリアドネ』バッカス、新国立劇場『ラインの黄金』ミーメ、『さまよえるオランダ人』舵手、びわ湖ホール『サロメ』ヘロデ、『ラインの黄金』及び『ジークフリート』ミーメなど数多く有り、いずれも公演の成功に寄与している。
コンサートでも、C.デュトワ指揮N響『カルメン』(演奏会形式)で好評を博す他、06年にはG.アルブレヒト指揮RAI国立交響楽団と共に、ザルツブルク音楽祭他にてヘンツェ『午後の曳航』(演奏会形式)の登役を歌って成功を収め、同演目はベルリン、トリノでも演じている。
また「カルミナ・ブラーナ」では個性的な歌唱が高い評価を得、我が国に於ける第一人者としての地位を確立。更には久石譲指揮WDOツアーに参加し、テノールとしての新たな可能性を示している。
今後は2021年11月東京二期会『魔笛』にモノスタトスで出演予定。二期会会員
東京藝術大学卒業。安宅賞受賞。同大学院研究科及び文化庁オペラ研修所修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてウィーンにて研鑚を積む。
これまでオペラでは、二期会で宮本亞門が演出した『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・アンナ、『コジ・ファン・トゥッテ』フィオルディリージ、『フィガロの結婚』伯爵夫人などのモーツァルト作品で絶賛を博した他、実相寺昭雄演出二期会『魔笛』パミーナは高い評価を得て再演でも演じ、その様子は日本テレビ《深夜の音楽会》で放映された。
近年ではワーグナー作品に欠かせぬ存在で、飯守泰次郎指揮二期会『ワルキューレ』ジークリンデをはじめ、新国立劇場『ラインの黄金』『神々の黄昏』ヴォークリンデ、新国立劇場及びびわ湖ホール『ワルキューレ』オルトリンデなどで活躍。
他にも『カルメン』ミカエラなどで好評を博している。
コンサートでも端正な歌唱で高く評価されており、宗教曲の他、「第九」をはじめ、マーラー「復活」などで主要オーケストラと共演。
第53回ジュネーヴ国際音楽コンクール最高位をはじめ、第69回日本音楽コンクール第2位、第9回日本声楽コンクール第2位及び田中路子賞、第10回奏楽堂日本歌曲コンクール第2位など受賞歴多数。二期会会員
東京音楽大学声楽演奏家コース首席卒業。同大学院を経てザルツブルグモーツァルテウム音楽院マスタークラス修了。また二期会オペラ研修所マスタークラス修了時に優秀賞受賞。
飯守泰次郎指揮二期会『ワルキューレ』グリムゲルデでデビュー。2009年同『ウリッセの帰還』ではペネロペを好演し、10年同『オテロ』エミーリアでも高い評価を得る。その後も新国立劇場『ワルキューレ』グリムゲルデ、同『カルメン』メルセデス、日生劇場『ルサルカ』、同『魔笛』等に出演。
東京・春・音楽祭へは、マレク・ヤノフスキ指揮14年『ラインの黄金』フロースヒルデ、15年『ワルキューレ』シュヴェルトライテ、17年『神々の黄昏』フロースヒルデ並びに第1のノルン、 カタリーナ・ワーグナー演出の子供のためのワーグナー(バイロイト音楽祭提携公演) 『さまよえるオランダ人』マリーに出演するなど、着実に舞台を踏み経験を重ねる。
18年の夏にはバイロイト音楽祭に初出演する快挙を成し遂げ、プラシド・ドミンゴ指揮『ワルキューレ』にグリムゲルデで出演し、世界最高峰のワーグナー歌手たちとの共演で成功を収めている。
コンサートでも「第九」やモーツァルト「レクイエム」等のソリストとして活躍。また2018年には得意とする日本歌曲を収めた待望のファーストアルバム「南天の花」をリリース。第18回奏楽堂日本歌曲コンクール第3位、第15回日仏声楽コンクール第2位及び日本歌曲賞を受賞。平成24年度山口県芸術文化振興奨励賞受賞。
今後は2021年7月新国立劇場『カルメン』にメルセデスで出演予定。二期会会員
東京藝術大学卒業。安宅賞、松田トシ賞受賞。同大学院独唱科修了。シエナ・キジアーナ音楽院(伊)マスタークラス修了後、文化庁海外派遣研修員として渡伊。ミラノ市立音楽院等で研鑽を積む。第14回ロッカ・デッレ・マチエ国際声楽コンクール(伊)第2位、第72回日本音楽コンクール第2位等多数入賞。
帰国後、二期会『イル・トロヴァトーレ』アズチェーナ、『蝶々夫人』スズキ、日生劇場『セビリアの理髪師』ロジーナ、びわ湖ホール『ワルキューレ』フリッカ等で活躍。
近年では、A.バッティストーニ指揮『カヴァレリア・ルスティカーナ』サントゥッツァで存在感を示す他、二期会<三部作>『修道女アンジェリカ』公爵夫人/『ジャンニ・スキッキ』ツィータ、新国立劇場『カルメン』メルセデス、大阪国際フェスティバル S.デュトワ指揮『サロメ』、藤原歌劇団公演(共催:新国立劇場/二期会)『ランスへの旅』メリベーア侯爵夫人等で絶賛をされる。
またコンサートでも、バッハ「ロ短調ミサ」、モーツァルト及びヴェルディ「レクイエム」、ロッシーニ「小荘厳ミサ曲」、マーラー「交響曲第3番」等でソリストを務め、高い評価を得ている。
2021年7月二期会『ファルスタッフ』クイックリー、8月同ヴェルディ「レクイエム」にアルトソロで出演予定。二期会会員
主催:一般社団法人東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協賛:株式会社森ビル
後援:日本ワーグナー協会/ドイツ連邦共和国大使館
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会/公益財団法人アフィニス文化財団/公益財団法人朝日新聞文化財団/公益財団法人 三菱UFJ信託芸術文化財団
S席 | A席 | B席 | C席 | D席 E席 | |
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一般 | 28,000円 | 24,000円 | 20,000円 | 16,000円 | 12,000円 8,000円 |
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チケット販売は終了しました
東京シティ・フィル チケットサービス 03-5624-4002
(月・水・金11:00〜16:00 ※祝日を除く)