2018/7/13 (金) 19:00開演 [18:15開場]
◎18時30分より東京シティ・フィルメンバーによるプレ・コンサート
会場:東京オペラシティ コンサートホール
1962年桐朋学園大学音楽科を卒業と同時に、藤原歌劇団公演『修道女アンジェリカ』にてデビュー。66年ミトロプーロス国際指揮者コンクール、69年カラヤン国際指揮者コンクールに入賞し、72年~76年まで読売日本交響楽団指揮者を務める。 国外でもマンハイム市立歌劇場、ハンブルク州立歌劇場、レーゲンスブルク市立歌劇場等ヨーロッパの主要歌劇場を経て、79年エンスヘデ市立音楽院オーケストラ指揮者となり、現在は同音楽院オーケストラ顧問。 これら国内外での活躍に対し、72年には芸術選奨文部大臣新人賞(東京)とシーズン最高指揮者賞(バルセロナ)を受賞した。70年からはワーグナーの総本山であるバイロイト音楽祭の音楽助手として様々な歴史的公演に加わり、音楽祭総監督ヴォルフガング・ワーグナー氏からも、「飯守泰次郎こそドイツ語でKapellmeister(名指揮者)と呼ぶにふさわしく、そこにはマエストロという言葉以上に大きな尊敬の念が込められている」と絶大なる信頼の言葉を寄せられている。
国内主要オーケストラとの共演も多く、情熱的な音楽創りでいずれも好評を博している。 またオペラに対する造詣も深く、特にワーグナー作品を日本の楽壇に積極的に紹介してきた功績は特筆すべきものがある。93年~98年3月まで名古屋フィルハーモニー交響楽団常任指揮者を務め、東京での30周年記念演奏会をライブ収録したCDは、96年度文化庁芸術作品賞を受賞している。
1997年9月東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団常任指揮者に就任。2000年から東京シティ・フィルとともに4年がかりで展開したワーグナー『ニーベルングの指環』 全4作ツィクルス上演を成功に導き、日本におけるワーグナー芸術の重要な担い手として非常に高い評価を受けるとともに、その地位を確固たるものとした。一方、関西においても2001年から2010年まで関西フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者を兼任。2011年からは同団桂冠名誉指揮者に就任している。
また、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の実力向上と、『ニーベルングの指環』全4部作上演の成功が認められ、 平成15年度(第54回)芸術選奨文部科学大臣賞を満場一致で受賞。 2000年度第32回サントリー音楽賞を受賞。2004年紫綬褒章、2010年秋の叙勲で旭日小綬章を受章。その活躍に大きな期待と注目が集まっている。
2012年4月より東京シティ・フィル桂冠名誉指揮者。2014年9月より新国立劇場オペラ芸術監督。2012年11月、平成24年度文化功労者。2013年3月、日本芸術院賞受賞。日本芸術院会員。
飯守 泰次郎公式ホームページ http://www.taijiroiimori.com/
東京藝術大学卒業。同大学院、及びオペラ研修所修了。
1994年オペラ研修所修了直後に二期会《珠玉のドイツオペラ》における『魔弾の射手』(ハイライト) アガーテに抜擢され本格的なデビューを飾り、卓越した歌唱で喝采を浴びた。その後、日生劇場『魔弾の射手』でも同役を演じたほか、東京フィル・オペラ・コンチェルタンテ『ムツェンスクのマクベス夫人』に出演。
1995年文化庁派遣芸術家在外研修員としてウィーンに留学し、帰国後、横須賀《世界の声・オペラコンクール》の日本代表としてギュータースロー本選出場。
以降も東京オペラ・プロデュース『恋はご法度』イザベラ、東京フィル・オペラ・コンチェルタンテ『イェヌーファ』カロルカ等を演じ、2007年神奈川県民ホール『こうもり』ロザリンデ、2008年二期会『ワルキューレ』(飯守泰次郎指揮)ジークリンデを演じ絶賛された。
2011年東京オペラ・プロデュースによるメノッティ生誕100年『ブリーカー街の聖女』アンニーナの迫真の演唱に続き、2012年二期会創立60周年記念/バルセロナ・リセウ大劇場とチューリッヒ歌劇場との共同制作『パルジファル』(飯守泰次郎指揮)クンドリーの存在感は特筆に値するものとなった。同年には山形交響楽団『さまよえるオランダ人』ゼンタ、森鴎外生誕150年記念『オルフエウス』(森鴎外訳)エウリヂケを演じる。
近年では、二期会・神奈川県民ホール・びわ湖ホール『ワルキューレ』ジークリンデ、同『さまよえるオランダ人』ゼンダ等で活躍。
二期会会員
東京藝術大学を松田トシ賞を受賞し首席卒業。その後、ウィーン国立音楽大学との交流留学生、明治安田生命クオリティオブライフ文化財団の奨学生として渡墺し、ウィーン国立音楽大学リート・オラトリオ科を修了。帰国後、東京藝術大学大学院修士課程、及び新国立劇場オペラ研修所を修了。さらに文化庁派遣芸術家在外研修員、ロームミュージックファンデーション音楽在外研究生として、2009年までウィーンで研鑽を積む。
日本での本格的なオペラデビューは2004年新国立劇場『ファルスタッフ』ページ夫人メグ。その後、2008年飯守泰次郎指揮二期会『ワルキューレ』フリッカに抜擢され好評を博す。同年には二期会『ナクソス島のアリアドネ』ドゥリヤーデ等も演じ、他にもサイトウ・キネン・フェスティバル松本『利口な女狐の物語』パーセク夫人、新日本フィルハーモニー交響楽団『ばらの騎士』アンニーナ、新国立劇場『沈黙』おまつ、新国立劇場やびわ湖ホール、神奈川県民ホール、二期会『パルジファル』花の乙女、『ワルキューレ』ジークルーネを演じ、2013年NHKニューイヤー・オペラコンサートにも同役で出演した。近年は2017年二期会/グラインドボーン音楽祭提携公演『ばらの騎士』アンニーナ、2018年びわ湖ホール『ワルキューレ』ワルトラウテで出演。
コンサートでは、「第九」をはじめ「メサイア」などの宗教曲のソリストとしても活躍。またドイツ歌曲や日本歌曲を中心としたリサイタルにおいても定評がある。
第71回日本音楽コンクール声楽部門(歌曲)第1位、第10回友愛ドイツ歌曲コンクール第1位。
二期会会員
国立音楽大学卒業。同大学院修了後、ボローニャヘ留学。
第6回東京音楽コンクール第1位、及び聴衆賞受賞。
これまでに『ポッペアの戴冠』ネローネ、『フィガロの結婚』ドン・バジリオ/ドン・クルツィオ、『コシ・ファン・トゥッテ』フェランド、『愛の妙薬』ネモリーノ、『リゴレット』マントヴァ公爵、『椿姫』アルフレード、『ヘンゼルとグレーテル』魔女、『メリー・ウィドー』カミーユ等を演じており、2006年国立音楽大学創立80周年記念オペラ公演『イドメネオ』ではタイトルロールを務めた。
他にも、名古屋二期会『真夏の夜の夢』(阪哲郎指揮)ライサンダー、東京芸術劇場シアターオペラ『トゥーランドット』(井上道義指揮)パン、2010年二期会『オテロ』(白井晃演出)ロドリーゴなどを演じ、2011年には鬼才P.コンヴィチュニー新演出の二期会『サロメ』にユダヤ人3で出演。さらに2012年二期会創立60周年記念『パリアッチ』ペッペ、同年神奈川国際芸術フェスティバル ネオオペラ<「マダムバタフライX」~プッチーニのオペラ『蝶々夫人』より>(宮本亜門演出)ピンカートン、2014年びわ湖ホール『死の都』アルベルト伯爵等に出演。同年二期会『イドメネオ』ではタイトルロールを演じ、大成功を収めた。
近年では2017年びわ湖ホール『ラインの黄金』ミーメ、新国立劇場『オテロ』カッシオ等で高評を博しており、殊にミーメは同年の日本フィル公演で急遽代役を務め、公演の成功に大きく寄与した。
「NHKニューイヤー・オペラ・コンサート」にも多々出演している他、NHK「ベスト・オブ・クラシック」では砂川涼子氏との公開収録の模様が放送された。
二期会会員
東京藝術大学卒業。同大大学院修士課程修了。
大学卒業後はイタリアに渡り研鑽を積む。
藝大オペラ『ドン・ジョヴァンニ』レポレッロで本格的にオペラデビュー。
これまでに『フィガロの結婚』タイトルロール/バルトロ、『ドン・ジョヴァンニ』マゼット/騎士長、『魔笛』ザラストロ、武士2、『セビリアの理髪師』ドン・バジリオ、『椿姫』グランヴィル、『ロメオとジュリエット』ローラン神父、『アイーダ』エジプト王、『蝶々夫人』ボンゾ等を演じる。
現代音楽作品にも積極的に取り組み、サントリー音楽財団創設40周年記念公演『パン屋大襲撃』(望月京作曲、村上春樹原作、日本初演)では東方からの七賢人の最低声を、千住明作曲、黛まどか台本による『滝の白糸』では南京出刃打ちを演じた。
近年では、2015年二期会『魔笛』武士2、藝大オペラ『フィガロの結婚』バルトロ、2016年二期会『イル・トロヴァトーレ』フェルランド等を演じており、中でも二期会『トリスタンとイゾルデ』ではマルケ王に抜擢され注目を集め、期待に応える演唱を披露した。
2017年には東京・大分・横浜での『魔笛』ザラストロの他、東京芸術劇場『蝶々夫人』ボンゾ、二期会『ばらの騎士』警部、日生劇場『ルサルカ』水の精を演じるなど、オペラに引っ張りだこの活躍が続いている。
今後は2018年9月に二期会<三部作>より『外套』タルパ、『ジャンニ・スキッキ』シモーネ、10月には札幌文化芸術劇場杮落とし公演をはじめとするバッティストーニ指揮『アイーダ』に国王で出演予定。
二期会会員
2001年1月、当時常任指揮者であった飯守泰次郎の発意により東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の専属合唱団として旗揚げされた。指揮者・オーケストラと音楽的に密接な関係を保つことで、アマチュアながらもクオリティの高い音楽を聴衆に届けるべく活動を行っている。団員は会社員や学生など多様な層で構成され、藤丸崇浩による指揮のもと目標に向かって一丸となって取り組み、活動を展開している。旗揚げとなった2001年7月東京シティ・フィル第152回定期演奏会ブラームス「ドイツ・レクイエム」(飯守泰次郎指揮)では、抑制された中にも色彩感あふれる演奏でブラームスの精神を余すことなく表現し、デビュー公演にして各方面から絶賛され、広く注目を集めた。
以後これまでにハイドン/「天地創造」、モーツァルト/「レクイエム」、ベートーヴェン/「ミサ・ソレムニス」、交響曲第9番「合唱付き」、メンデルスゾーン/「真夏の夜の夢」、「交響曲第2番《賛歌》」、「エリヤ」、「聖パウロ」、ブラームス/「ドイツ・レクイエム」、「運命の歌」、ドヴォルザーク/「スターバト・マーテル」、チャイコフスキー祝典序曲「1812年」(合唱付き版)、ワーグナー/歌劇「さまよえるオランダ人」より『糸紡ぎの歌』『水夫の歌』、歌劇「タンホイザー」より『巡礼の合唱』、大行進曲『歌の殿堂をたたえよう』、楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より『目覚めよ、朝は近づいた~終曲』、歌劇「ローエングリーン」より『婚礼の合唱』、ヴェルディ/「レクイエム」、フォーレ/「レクイエム」、マーラー/交響曲第2番「復活」、ドビュッシー/ノクチュルヌ(夜想曲)、ラヴェル「ダフニスとクロエ」、ホルスト/組曲「惑星」(マシューズ/「冥王星」)、シベリウス/「フィンランディア」、オネゲル/「クリスマス・カンタータ」、プーランク/「グローリア」、歌劇「カルメル派修道女の対話[演奏会形式]」(2013年度文化庁芸術祭参加作品)、オルフ/「カルミーナ・ブラーナ」、佐藤眞/オーケストラと混声合唱のためカンタータ「土の歌」など数々のオーケストラ作品に出演し、曲想をつかみ、かつ指揮者の意図をよく表現した演奏で高い評価を得てきた。
また近年はアマチュア・オーケストラの定期演奏会へも出演を重ね、こちらでも高い評価を得ている。 今後も東京シティ・フィル主催公演を中心に多くの出演が予定され、ますますの飛躍と発展に音楽のファンの大きな期待が寄せられている。
日本大学法学部卒業後、東京藝術大学声楽科(テノール専攻)に進む。在学中より故・相良文明氏(前東京シティ・フィル・コーア合唱指揮者)の下で合唱指導者としての地歩を固める。卒業後は東京混声合唱団においてテノールパートを担当し、現代作品へ意欲的に取り組んだ。2006年1月、東京シティ・フィル・コーアの合唱指揮者に就任。飯守泰次郎、矢崎彦太郎、G.ボッセ、宮本文昭、高関健、藤岡幸夫、三ツ橋敬子諸氏指揮の東京シティ・フィル公演において合唱指揮を務め、また田部井剛、山田和樹、角田鋼亮諸氏指揮のオーケストラ公演においても合唱指揮を務める。現在、指揮者、ボイストレーナーとして多数の合唱団を指導している。声楽を君島広昭、山口悠紀子、山口俊彦、直野資、B.ダル=モンテの諸氏に師事。
ブラームス:ネーニエ(悲歌)作品82
ブルックナー:ミサ曲第3番 ヘ短調 WAB.28
J.Brahms:Nanie,Op.82
A.Bruckner:Mass No.3 in F minor,WAB.28
主催:一般財団法人東京シティ・フィル財団
共催:公益財団法人東京オペラシティ文化財団
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)/公益財団法人アフィニス文化財団
S席 | A席 | B席 | C席 | |
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一般 | 6,300円 | 5,300円 | 4,200円 | 3,200円 |
残席状況 | ○ | ○ | ○ | ○ |
サービス:託児サービスを行っています。
イベント託児 マザーズ
0120-788-222(平日10:00~17:00)