東京シティ・フィルは、2002年から指揮者を志す若手音楽家を発掘し、将来を担う有望な指揮者としての育成と研鑽活動の支援を目的に「指揮研究員」制度を設けております。指揮研究員の活動内容は、弊団主催演奏会指揮者のアシスタント業務やティアラこうとうジュニアオーケストラでの指導のアシスタント業務など、公演やリハーサルでの指揮者の活動補助を行っていただきます。最前線で活躍する指揮者のもと、多くの演奏家の方々との出会いの機会にも恵まれる環境で研鑽を積むことができます。東京シティ・フィルは、今後も若手指揮者の育成と活動の支援を行ってまいります。
指揮研究員
村上 史昂 Fumitaka Murakami, Conduct researcher
千葉県出身。関西学院大学総合政策学部を経て、2023年東京藝術大学音楽学部指揮科を卒業。卒業時に同声会賞を受賞。日本各地のアマチュアオーケストラに客演するだけでなく、積極的に社会活動にも携わっている。2017年8月、長野にて行われた関西学院交響楽団スペシャルチャリティーコンサート「 project R “拉致被害者を忘れない。”」にて、ヴァイオリニスト・五嶋龍、講談師・旭堂南鷹と共演。また、2016年から3年間、認定NPO法人ミュージック・シェアリングの楽器指導支援プログラムにて、ヴァイオリニスト・五嶋みどり率いるICEPカルテット、そして大阪府立大阪南視覚支援学校を始めとするプログラム参加各校と共演。さらに2016年から2023年にかけて、4度に渡り途上国にて教育的な音楽普及活動を行うワールドシップオーケストラ主催のカンボジアプロジェクトを指揮者として率いた。また、ピアノにおいてはピティナピアノコンペティション全国決勝大会において、D級銀賞、E級ベスト賞、連弾中級金賞等を受賞。また全日本学生音楽コンクール小学生の部全国大会入選。日本ピアノ教育連盟入賞者演奏会に出演。これまでにピアノを、和田弘子、熊谷洋、由良佳久、山口奈生美、佐々木恵子、石井なをみの各氏に、指揮を中村健、高谷光信、角田鋼亮、高井優希、山下一史、高関健の各氏に師事。2023年10月より東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団指揮研究員。